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店舗の内装業者の選び方は?業者を見極める5つのポイント

自分のお店のコンセプトに合う物件が見つかったら、内装業者を選びましょう。

内装業者は、物件を契約する前にいくつか候補を選んでおくのがおすすめです。物件のめぼしがついたら、候補となる内装業者には必ず内見に同行してもらい、詳しい見積書を作成してもらいましょう。

物件の状態を見た上で見積もりを出してもらうことができれば、どの業者がより具体的な提案をしてくれるのか、契約しようとしている物件には問題がないかなど、有利な情報を集めやすくなります。

店舗の内装業者

ここでは、新しく飲食店を開業する人が、どのような点に注意して内装業者を選べばよいのかを説明します。

内装業者の選び方

内装業者の選び方には2通りあります。

ひとつは知り合いの業者に依頼したり、知人に紹介してもらう方法です。

すでに開業する地域が決まっており、取り引きする可能性のある酒屋や食品の卸業者とのつながりがあれば、そういった業者に紹介してもらうという方法もあります。

この場合のメリットは、仕事ぶりがわかっていることと、信頼関係を築きやすいことにあります。 業者と一対一の関係ではなく、知人を巻き込んだつながりがあれば、融通をきかせてくれたり、誠実な仕事をしてもらえることが期待できます。

しかしこういった業者を選ぶと、デザインや金額を他社と比較したり、競合させにくいというデメリットがあります。

工期が遅れたり、トラブルが発生してもクレームをつけにくいなど、関係者に対する配慮から、スケジュールや完成度を十分追求できないことも考えられます。

また、飲食店や自分のお店のコンセプトに合った内装を手がけた実績があるかどうかを調べておく必要もあります。

もうひとつは、自分の好みに合うお店の内装業者を探し、直接交渉する方法です。

この方法で業者を選ぶ場合は、内装が良いと思ったお店の店主に、業者についての話が聞けるのが理想です。工事期間中の仕事ぶりや、開店後のお店の使い勝手など、提案や価格についての情報は大いに参考になります。

ライバル店とならない地域のお店や業種であれば、話を聞かせてもらえる可能性はあります。お店に魅力を感じていることを素直に伝え、アドバイスをしてもらえるかたずねてみましょう。

この場合のメリットは、すでに開業したお店を参考にしているので、業者の実績がわかっていることや、完成後のイメージを持ちやすいことです。

また、デザインや設計と施工業者が異なっていれば、それぞれが監督の役割を果たしたり、複数の専門家の意見を取り入れながら打ち合わせや工事を進めていくことができます。

デメリットは、デザイン・設計・施工業者について、複数の業者と別々に交渉しなければならないケースがあり、打ち合わせに手間や時間がかかることです。

デザインが決まらなければ施工業者には依頼できないため、工期が長くなり、カラ家賃の発生する期間が長くなる可能性があります。全くつながりのない業者を選んだ場合は、料金が割高になることもあります。

選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取る

内装には、設備や使用する資材などに関して専門的な知識や経験が必要です。

はじめて開業する人にとっては、未知の分野も多く、提案されたデザインや価格が適正であるかどうかを判断するのは困難です。

そのため、内装業者を選ぶ際には複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

およそ3~5社の業者から同じ物件の見積もりを取れば、どの程度具体的で詳しい提案をしてくれるかということだけでなく、様々な点で比較しながら、良い業者を見きわめることができます。

良い業者を見きわめるためのポイント

良い業者とは、安い価格を提示してくれる業者ではありません。

物件の良さを引き出して最大限の利益を上げ、デメリットを補って集客力を上げることのできる内装を提案してくれる業者を、良い業者であると考えましょう。

見積書が細かい項目に分けてわかりやすく書かれているか、ということは最も基本的な条件です。見積書を検討し、内装業者の候補が決まったら、実際に会って面談をして下さい。

その際、次のことに注目してみると、どんな業者かを比較しやすくなります。

1. 経営者の立場で考えているか
予算内に費用をおさめていることは当然ですが、さらにコストを抑えるためには、どういった部分を削減、あるいは代替できるかという提案をしてくれるかも重視します。

多くの場合、飲食店の経営者は内装については素人です。どういった点が利益に結び付くのか、あるいは費用を発生させるのかについて、丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。

デザインと設計・施工の業者が異なる場合は、連携を密に取りあい、柔軟な対応をしてくれるかどうかも大切なポイントになります。

効率よく打ち合わせや工事を進めることができれば、開店時期を早めることも可能になります。

2. お客さまの立場で考えているか
内装業者でも、住宅を多く手がけている業者や、店舗でも飲食店以外の業種やオフィスの内装を多く手がけている業者など、会社によって実績が異なります。

魅力的な外見だけでなく、お客さまにとって居心地のよいお店を作るにはどうすればよいかを考えてくれる業者かどうかを見きわめましょう。

3. 設備に関する専門知識があるか
・厨房と客席の距離が近すぎないか、
・それぞれの広さは適切な比率になっているか、
・お客さまと従業員が、スムーズに店内を移動できる動線が配慮されているか、
・厨房の換気や排気、熱効率は計算されているか、
については、工事に関係する全ての業者の意見を聞いて確認しましょう。

こういった点についての専門知識がないと、お客さまにとって居心地のよいお店づくりをすることはできません。

また、水道光熱費や人件費などの経費を削減するためにも、効率よく作業のできる環境を整えておくことは不可欠です。

4. 流行を把握しているか
お店のコンセプトが、よほど古い時代を意識したものでない限り、飲食店における流行を把握している業者であることは必要です。最新のデザインを必要としないお店でも、効率化という点においては最新の知識を取り入れたお店作りが大切です。

5. マナーやコミュニケーション
あいさつができる、時間を守るなどの最低限のマナーに加え、適切なコミュニケーションが取れる業者であるか、厳しく判断しましょう。

専門家であることを鼻にかけて高圧的な態度をとる、見積もりや打ち合わせについての対応が遅い、こちらの要望がきちんと伝わっていないといった業者と契約を結ぶことは危険です。

こういった業者は、工期が遅れた場合や予期せぬ問題が発生した場合に責任のがれをしたり、予定にない追加料金を請求するといったトラブルが多い傾向にあります。

また、様々な理由をつけて契約を急がせる業者もおすすめできません。業者が強引に契約を迫る理由は、経営難や不利な情報を知られたくないなど、契約者に不利益をもたらすようなものがほとんどです。

最悪の場合、工事の途中で会社が倒産することも考えられます。

契約は業者主導ではなく、こちらのペースで決断することが大切です。

限られた予算で、コンセプトや設備に合わせた内装を完成させるためには、細かい打ち合わせや値段の交渉が必要です。

要望を言いやすいか、スムーズに対応してもらえるかということは、常に気にかけておきましょう。

内装は、初期費用において大きな割合を占めるだけでなく、開店後の集客にも多大な影響を及ぼします。 対応や実績を総合し、最適な業者を慎重に見きわめることが大切です。

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